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IOCで4者会談 北の参加種目など決定へ

2018年1月20日 17:52

平昌オリンピックで北朝鮮が参加する種目や規模などについて話し合う4者会談が、間もなくスイスのIOC(=国際オリンピック委員会)本部で始まる。

4者会談はIOCのバッハ会長、平昌オリンピック大会組織委員会、そして韓国と北朝鮮の関係者らの間で行われるが、日本時間20日午後、相次いでIOC本部に到着した。

韓国と北朝鮮は、開会式で統一旗を掲げての合同入場行進や、「アイスホッケー女子」の合同チーム結成などで合意しているが、4者会談では北朝鮮が参加する具体的な種目や選手団の規模が決まる見通し。

4者は19日夜、夕食を共にしたが、その際の取材では「事前の調整はすべて終わった」と述べている。しかし、もともと出場権のない種目への参加などについては、スポーツの公平性が損なわれるとの懸念の声もあり、IOCがどこまで特例を認めるかが焦点。

会談後にはバッハ会長が決定内容を発表する予定だが、北朝鮮は韓国への視察団派遣を急きょ中止するなど揺さぶりをかけており、最後まで予断を許さない状況が続きそうだ。