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米防衛戦略 最優先課題は中露と戦略的競合

2018年1月20日 8:44

アメリカのマティス国防長官は19日、政権発足後、初めてとなる「国家防衛戦略」を発表した。最優先課題は「テロとの戦い」ではなく、中国、ロシアとの「戦略的競合」だと明確に位置づけている。

マティス国防長官「アメリカの国防の第一の関心事は今やテロではなく大国間の競争だ」

国家防衛戦略はアメリカの国防政策の指針となるもの。最優先課題として中国、ロシアとの「長期的な戦略的競合」を挙げ、特に中国については「将来的にアメリカの地位に取って代わろうとしている」と強い警戒感を示している。そのため、軍の再建を進め対抗する必要があるとの方針が示された。

また、北朝鮮のICBM(=大陸間弾道ミサイル)への対策として「ミサイル防衛」の強化が必要だとしている。