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太平洋戦争の激戦地 硫黄島で戦没者追悼式

2018年1月19日 1:29
太平洋戦争の激戦地 硫黄島で戦没者追悼式

太平洋戦争で約2万9000人が亡くなった激戦の地、小笠原諸島の硫黄島で、戦没者の追悼式が行われた。

18日に行われた追悼式では、35人の遺族が黙とうや献花を行い、遺族を代表して稲尾宣子さんが平和への思いを語った。

稲尾宣子さん(73)「子や孫に語り継ぎ、再び戦争の惨禍を繰り返さないことをお誓い申し上げます」

その後、今も多くの不発弾が埋まり、遺骨が眠ったままになっている島内をめぐった。遺族らは、アメリカ軍が星条旗を掲げたことで知られる摺鉢山に登り、旧日本軍が傷の手当てなどをした地下壕(ごう)で、地熱によるサウナのような暑さを体感するなど、戦争の過酷さを目の当たりにしていた。

栗原明日香さん(39)「おじいちゃんたちが戦ってくれたおかげで、今の平和な日本があると感じた」

丹沢真衣子さん(38)「あんな風にむせ返る暑さの中で戦っていたとか、大地を踏んでみて感じたものを、子供とか孫たちに感じてもらいたい」