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合同入場&合同チーム 平昌五輪で南北合意

2018年1月18日 5:08

韓国と北朝鮮は17日に行われた次官級協議で、平昌オリンピックで統一旗をかかげて合同入場行進を行うことや、女子アイスホッケーの合同チーム結成などに合意した。

韓国統一省・千海成次官「南と北は開会式に統一旗をかかげ合同入場し、女子アイスホッケーで合同チームを結成することにしました」

板門店で行われた南北の次官級協議は17日午後9時すぎに終わり、平昌オリンピックで南北が統一旗をかかげて合同入場行進を行うことや、女子アイスホッケーの合同チーム結成で合意した。オリンピックで南北合同チームが結成されるのは初めて。

大会が差し迫った時期での合同チーム結成に向けた動きに韓国では批判もあったが、韓国政府は、韓国の監督が選手を選ぶ全権を持ち、韓国選手が不利益を被らないようにするとしている。

そのほかの北朝鮮が出場する種目などについては、今月20日にスイスで行われるIOC(=国際オリンピック委員会)での会合で決定される。

協議では、金正恩委員長の指示でつくられた馬息嶺スキー場や金剛山地域で、大会の開会前に行事を行うことも決まった。これは韓国側が提案したもので、北朝鮮での行事の開催で南北の融和をアピールする狙いがあるとみられる。

北朝鮮は、来週、平昌に視察のための先遣隊を派遣し、その後、選手団は来月1日、応援団などは来月7日に韓国入りするという。