かつては定番…ロングブーツ女性激減のワケ
かつては、真冬のファッションの定番として人気が高かったロングブーツ。しかし、いま街ではロングブーツを見かける機会が少なくなっている。なぜ、支持する女性が減っているのだろうか、その理由を取材した。
【最近、ロングブーツ履きますか?】
16日、街の女性に質問をしてみると―
「全然履いてないです。(Q.それは持ってないから?)持ってないです」
「最近履かないです。服装の好みが変わってロングブーツを履く機会がなくなったんで、結局いらないなってなって捨てました」
中には持っているものの履かないという意見も。
「膝丈くらいは古い感じがする。かわいいんですけど」―ロングブーツを履かないという人が多くみられた。一方で、履いていた女性からも。
「前ほど履かなくなったかもしれない。何でだろう、周りの人が履いてないから」
◇
1990年代半ばから2000年代にかけて歌手の安室奈美恵さんが身につけていたことなどから、若い女性を中心に絶大な人気を誇ったロングブーツ。ミニスカートやショートパンツと合わせる膝上までのニーハイブーツもヒットした。
ロングブーツといえば真冬の女性ファッションの定番アイテムだったが、商業施設の売り場には変化が見られた。
ロングブーツが売れていた頃は靴売り場の面積の半分を占めていたというが、いまロングブーツが置かれているのは一角だけ。そして、いま売れているのは履き心地を追求したパンプスだという。
真冬の定番アイテムだったロングブーツは、なぜいま女性に支持されていないのだろうか?
【ロングブーツを履かない理由】
「お店とかでも見かけないから」
「トレンドじゃない」
「スニーカーに合った服装の方が(多い)」
「スカートでもスニーカーを履くことが多いので」
「ロングブーツを履くと、お肉が乗ったりするので」
「体形にあまり自信がないので履かないです」
こうした中、都内の靴専門店では今年からロングブーツの取り扱いをやめ、いま人気のショートブーツを取りそろえている店舗もあるという。
また、ここ2~3年、スニーカーも女性から人気となっている。履きやすさやデザインがおしゃれになっていることが理由だという。
さらに「オーダーメード」の婦人靴専門店にもニーズがある。自分の足にあった靴が9900円(税別)から注文でき、売り上げも前年比130%と伸びているという。
「news every.」の中島芽生キャスターも足の計測を体験。15秒ほどすると3Dで足の形を測ることができた。左右それぞれの足の長さや幅、そして足の甲の周囲の長さ(=足囲)などがミリ単位で表示される。
市販されている靴の多くは「足の長さ」と「足囲」が同じサイズで作られているというが、中島キャスターの右足のデータを見てみると少し長さにズレが…。
オーダーメードの注文から3~4週間で自宅に届くという。