大手出版社の幻冬舎は、運営するウェブサイトに外部から不正アクセスがあり、会員登録していた約９万３０００人の氏名やメールアドレスなどが流出した可能性があると発表した。

幻冬舎によると、流出した可能性があるのは、去年８月１８日までにウェブサイト「幻冬舎プラス」に登録した会員約９万３０００人の氏名やメールアドレスなど。

先月下旬、会員の１人から「フィッシングメールが届いた」と連絡を受けたため、調べたところ、情報を管理するサーバーへの不正アクセスが見つかったという。

クレジットカード情報や住所などが登録されているサーバーは別になっていて、今のところ不正アクセスされ流出した形跡はないという。

幻冬舎はウェブサイトに会員向けの問い合わせ窓口を設けていて、今後、警視庁へ被害届を提出する予定。