バルト３国と東ヨーロッパを歴訪中の安倍首相は、最初の訪問国であるエストニアで首脳会談を行い、北朝鮮に対する圧力を最大限強めることで一致した。

エストニアのラタス首相との会談で、安倍首相は「北朝鮮は、エストニアの首都を射程に入れる弾道ミサイルを発射するなど、欧州にとっても重大な脅威である」と述べた。

これに対しラタス首相は、「北朝鮮の核・ミサイル開発に憂慮している」と述べ、国連などによる制裁を完全に履行する必要があるとの認識を示した。

安倍首相「北朝鮮への圧力を最大限に高めていくことが必要との認識について、ラタス首相と一致したことは大変有意義でした。また、拉致問題の早期解決の重要性についても認識を共有することができました」

また、会談では、世界的なＩＴ先進国であるエストニアとサイバー防衛の分野で連携を強化することでも一致した。