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高校野球に新制度 未来ある選手守るには?

2018年1月12日 14:07
高校野球に新制度 未来ある選手守るには?

世の中で議論を呼んでいる話題について、ゲストに意見を聞く「opinions」。今回の話題は「高校野球 タイブレーク 今年から拡大」。元ハンドボール日本代表キャプテンで、現在は藤商の取締役を務めている東俊介氏に聞いた。

日本高校野球連盟は今年から、春の選抜大会や夏の選手権大会など、ほぼ全ての公式戦でタイブレーク制度の導入を決定。タイブレークとは、野球やソフトボールなどで延長戦になった時、決着をつけやすくするため、ランナーを置いて攻撃を始める制度で、高校野球では延長13回から、ノーアウトランナー1、2塁で攻撃が始まる。

ネット上では「金の卵を守る取り組みの第一歩」「試合日程の過密化を見直すほうが先」「名勝負がなくなってしまうかも」と様々な意見が出ている。


――この話題について意見を書いていただきました。

「今より未来」ですね。


――これはどういうことでしょうか。

そうですね。今このタイブレークというのは、おそらく選手のことを考えているという側面よりも、どちらかというと運営のほうが、滞りなく延長戦などをなくしてという面が大きいように思うんですけど、とにもかくにも、過密日程をなくすという意味では、第一歩だとは思うんですね。

第一歩ですけど、本質的なところでいうと、球数の制限だったり、連投の禁止とかですね、そういったところをルールでしばっていかないと、どうしても高校生というのは、「今」をすごく大切にすると思うんですよね。「未来なんかどうでもいい、今必ず勝ちたいんだ、仲間のためにも、チームのためにも」というところが出ると思うので、これはもう厳格にルールでしばって、その中でも絶対にこの球数以上は投げられない、連投はできないというところから、どうすればいいかということを考えることが、やっぱり未来ある若者の将来を守ることにつながるのかなとは思いますね。


【the SOCIAL opinionsより】