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女性客が増加!進化するコインランドリー

2018年1月11日 19:59
女性客が増加!進化するコインランドリー

見たことのないコインランドリーが続々とオープン。セキュリティーに配慮したお店や、こだわりのパンを楽しめるお店も登場している。ターゲットは女性。進化するコインランドリーを取材した。

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■地元のお店とコラボ!パンやジュースが楽しめる

神奈川・葉山町に先月末、オープンしたばかりのコインランドリー「WASH & FOLD 葉山店」。地域密着にこだわり、行列ができる地元ベーカリーと鎌倉野菜を取り入れたジューススタンドとのコラボレーションを実現した。洗濯をしている間にパンやジュースを楽しむことができるほか、洗濯をしない人も気軽に立ち寄ることができる。

利用客「なんかすごくびっくりしたんですけど、最初、うわさでコインランドリーとパン屋さんって聞いてたんですけど、まさかなと思って」「(Q:普段、コインランドリーは?)あまりきれいじゃないイメージなので。(ここは)すごくすてきなので、こういうとこだったら来たいですよね」

男性の利用者が多いイメージだったコインランドリーだが、最近は女性の利用者も増えているという。


■カフェスペースを併設し女性客に好評

女性客をターゲットにするコインランドリーも登場している。利用客の7割が女性という東京・目黒区のコインランドリー「フレディ レック・ウォッシュサロン トーキョー」で、客が持ち込んだのは、たくさんの布団だった。

利用客「(布団を)家では洗えても脱水乾燥しきれないので、大型のコインランドリーで芯まで乾燥させて清潔に保ちたい」

布団など大きなものを洗える大型洗濯機のほか、洗うのが面倒なスニーカーを洗える専用の洗濯機や乾燥機も完備されている。

松延友記プロデューサー「家事があるとか忙しい方が使っていただくということで」

さらに、コインランドリーのそばには、有料でコーヒーなどが楽しめるカフェスペースを併設している。

利用客「むしろカフェを利用しに、ついでに洗おうかなという、逆の発想になるかなと思う」


■1か月4000円で何度でも!会員制のお店も

居心地の良い場所になりつつあるコインランドリー。女性が使いやすいシステムを取り入れる施設もある。東京・新宿区の「Araeru 山吹町店」は会員制のコインランドリー。入り口の扉に会員カードをかざすと、中に入れる仕組みになっている。会員以外が入れないようにすることで、夜間に女性が使う場合なども安心して利用できるという。

1か月4000円の月額料金を払えば、月に何度でも利用することができ、男性より女性の利用客の方が多いという。

40代主婦「安心です」「洗濯機を買わないで、これを利用することにしました。すごい便利で経済的」

広報・鈴木彩耶香さん「毎日回数を気にせず使えるランドリーをつくりたいと思いました」「安心、安全という面で会員制が受けているかと思う」

スマートフォンで機械の空き時間や残り時間をチェックできるので、洗濯が終わるまで外で過ごす客がほとんどだという。


■ペットの体も洗える!ドライヤーはプロ仕様

東京・渋谷区のコインランドリー「クリーンプラザ ルーシー」は、服だけではなくペットの体も洗える。使う時間に合わせて料金を入れると、シャワーやドライヤーなどが使えるようになる。専用の浴槽の中で洗うので、飼い主はぬれることなくシャンプーすることができる。ドライヤーはプロが使うものと同じ機械で、風力が強く乾きが早いという。

スタッフ・横溝薫子さん「家で洗うと、どうしても毛が散らばったりして、お掃除が大変みたいでして、こちらでは洗った後、そのまま帰っていいので、後片付けが楽という話」

女性客がより使いやすいスタイルを追求し、今後もコインランドリーの進化は続きそうだ。