アメリカ・トランプ政権の暴露本をめぐり、大統領の最側近だったバノン氏が、政治活動の基盤である保守強硬派のオンラインメディアを追われる事態となった。

保守強硬派のオンラインメディア「ブライトバート」は９日、責任者をつとめるバノン氏が身を引くと発表した。これまで、暴露本をめぐっては、バノン氏が大統領の長男を「愛国心がない」などと批判したことに大統領が激怒。バノン氏は釈明する声明を発表したものの大統領はツイッターでバノン氏を繰り返し非難し、決別を表明した。

また、「ブライトバート」に出資する有力支援者も関係断絶を宣言するなどバノン氏は孤立を深めていた。

これによってバノン氏は政治活動の基盤を失うこととなり、影響力の低下は必至。