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度重なる米軍トラブル 翁長知事が強く反発

2018年1月9日 19:02

8日、沖縄県で緊急着陸したアメリカ軍の攻撃用ヘリコプターは、9日朝、現場を離陸した。翁長知事は事態に強く反発している。

8日夕方、読谷村の廃棄物処分場の敷地内に緊急着陸したAH1ヘリは、9日午前7時すぎ、現場を離陸し、普天間基地に戻った。

翁長知事「本当にね、言葉を失うんですけど、やっぱり日本政府も当事者能力がないことに恥ずかしさを感じてもらいたい」

トラブルが相次ぐ事態を受け、午後には、富川副知事がアメリカ海兵隊司令部に出向き、沖縄にある全ての軍用機の総点検と、その間の飛行中止を求めた。しかし、普天間基地では9日もオスプレイなどが次々に離着陸を繰り返していた。

一方、小野寺防衛相は9日朝、アメリカのマティス国防長官と電話で会談し、再発防止の徹底を求めた。

小野寺防衛相「今一度、抜本的な対策を講じていただくよう申し入れを行いました」

これに対しマティス長官は、「重要な課題としてしっかり取り組んでいきたい」と応じた上で、沖縄の人々に謝罪の意を示したという。