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オフィスに必要な空間は「家のような環境」

2018年1月9日 14:02
オフィスに必要な空間は「家のような環境」

最新のオフィス空間の提案を行っている片居木亮氏は、33歳でスイスの世界的家具メーカー「Vitra」の日本法人代表取締役に就任。空間や家具を通じて、企業や働く人の生産性向上をテーマに、それぞれの個性にあわせた未来のオフィス空間を追求している。


――片居木さん、具体的にどんなオフィスですと生産性が上がるのでしょうか?

新しいオフィスを作るときによく相談をいただくのが、とにかくおしゃれなオフィスにしたいとか、あとは、はやりの自席がないフリーアドレスにしたいとか、目的が先行するケースがあるんですけれども、そういう場合は、私はその会社が本当にオフィスを使って何をしたいかということを把握するようにしているんですね。

例えば、会社によっては、集中することが大事だったら集中する空間が必要ですし、外部とコラボレーションしたいのであれば、開放した空間を作らなければいけないというのがありますので、まずは、はやりにのらずに、ちゃんと自分たちの会社を理解して必要なツールを用意することが大事になると思います。


――その点では、物の位置や色などがポイントになってくるんでしょうか?

オフィスの中で過ごす時間も増えてきていますので、より家庭環境に近いカジュアルな―例えばもっと家のような空間だったりとか、そういった場所が大事になってくると思います。


――リラックスすることでコミュニケーションが生まれて、会社の成果につながっていくということですよね。

なかなかデスクの前ではできないところもあるんですけど、そういった空間があると助けになると思います。


【the SOCIAL guestより】