子供たちが、お地蔵様に縄を巻き、雪の上を引きずりながら家々をめぐる伝統行事、「地蔵ころがし」が７日、山形県尾花沢市で行われた。

「地蔵ころがし」は、尾花沢市の北郷地区に江戸時代から伝わる小正月の伝統行事。小学生ら４人が、お堂から運び出したお地蔵様に縄をくくりつけ、地区内のおよそ６０戸を引き回し、家々では池に浸けたお地蔵様に雪をつけ、玄関で落としていく。落ちる雪が多いほどご利益があるとされている。

子供たちの訪問を受けた人たちは、お地蔵様の頭をなでたりしながら、無病息災や五穀豊穣（ほうじょう）を願っていた。