ＩＳＳ（＝国際宇宙ステーション）に滞在して３週間近くたった、金井宣茂宇宙飛行士が、宇宙から初めてとなる記者会見に臨んだ。

先月１９日からＩＳＳに長期滞在している金井さんは海上自衛隊の医師出身で、「健康長寿のヒントは宇宙にある」をキーワードに宇宙でのミッションに励んでいる。

日本の実験棟「きぼう」では、新薬の開発にもつながるタンパク質の結晶を作る実験に既に取りかかっているという。

金井さん「タンパク質の結晶化実験、ちょうど今ボックスの中でタンパクが成長しているが、そういった実験に取り組んだり、アルツハイマー病や糖尿病の原因となるような物質で、宇宙空間できれいな結晶を作ることで病気の解明に役立てようという実験にも参画しています」

金井さんはマウスを利用して宇宙でのストレスを調べる実験などにも取り組み、およそ半年間の宇宙滞在後に、今年６月、地球に帰還する予定。