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パレスチナ側「エルサレムは売り渡さない」

2018年1月4日 2:05

アメリカのトランプ大統領は2日、ツイッターで、エルサレムを「イスラエルの首都」と認定したことに反発するパレスチナに対し、資金援助の打ち切りを示唆し、けん制した。パレスチナ側は強く反発している。

トランプ大統領によるエルサレムの「首都」認定を受けて、パレスチナ自治政府のアッバス議長は「アメリカのいかなる和平案も受け入れない」と反発を強めている。

トランプ大統領は2日、ツイッターで、「年間、何億ドルもの援助をしているにもかかわらず、パレスチナは我々に感謝したり、敬意を払ったりしていない」と指摘し、厳しく批判した。その上で「パレスチナは、もはや和平を話し合う気がないのに、我々は今後、大金を払う必要があるのだろうか」と援助の打ち切りを示唆し、けん制した。

これに対し、アッバス議長の報道官は「エルサレムは金で売り渡さない」などと強く反発している。