北朝鮮の金正恩委員長が「核のボタンは私の机の上に常にある」とアメリカを威嚇したことに対し、トランプ大統領は２日、「私の核のボタンの方がはるかに強力だ」と警告した。

北朝鮮の金委員長は新年の演説で、「アメリカ本土全域を射程に収めた核のボタンが、私の机の上に常にある」と述べ、威嚇した。

これを受けて、トランプ大統領は２日、ツイッターで「私も同じく核のボタンを持っている」と応酬。「彼の物よりはるかに大きく、強力で、実際に機能すると誰か彼に教えてやってくれないか」と警告した。

トランプ大統領は、これより１０時間前の投稿では、金委員長が南北会談の可能性に言及したことについて「いいニュースかもしれないし、そうではないかもしれない」と指摘し、今後の動向を注視する考えを示していた。

一方、アメリカ国務省の報道官は、金委員長が南北会談に誠実に対応するかは懐疑的だとの認識を示した。

米国務省・ナウアート報道官「金委員長が、この対話に誠意を持っているか、非常に懐疑的だ」

また、北朝鮮の狙いについて「アメリカと韓国の間に亀裂を生じさせようとしているのかもしれない」と指摘した。