イラン反政府デモ 新たに13人死亡
中東・イランで広がる反政府デモで新たに13人が死亡した。政府は自制を求めているが、依然として収束のメドは立っていない。
イランでは先週後半から物価の高騰などを背景に連日、各地で反政府デモが相次ぎ、最高指導者ハメネイ師の退任を求めるなど、イランでは異例の体制批判も出ている。
さらに、治安部隊との間で衝突も起きていて、ロイター通信によると、先月31日だけで、新たにデモ参加者13人が死亡したという。
デモの拡大を阻止するため、当局はデモの情報が流れるSNSへの接続を遮断。また、ロウハニ大統領自ら国民に自制を求めたが、今のところ、事態が収束するメドは立っていない。犠牲者が増える中、今後、さらに事態がエスカレートする恐れもある。