ロシアのサンクトペテルブルクのスーパーマーケットで起きた爆破テロ事件について、過激派組織「イスラム国」が２９日、犯行声明を出した。

このテロ事件はサンクトペテルブルクで２７日、スーパーのロッカーに仕掛けられたとみられる爆発物が爆発し、１４人がけがをしたもの。「イスラム国」は２９日、このテロ事件について、犯行声明を出し、「商業施設の一つに爆破装置を仕掛けた」などと主張した。

「イスラム国」が実際に関与しているかは不明だが、今回のテロはロシア政府にとっても衝撃が大きいとみられ、プーチン大統領はテロリストらが抵抗すれば、「現場で殺害」するよう、治安当局に厳しい対応を命じた。

ロシアは、テロの未然防止に力を入れていて、国家対テロ委員会によると、今年１年で６１件のテロ計画を摘発し、１０００人以上のテロリストを拘束した。