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運行停止の判断基準が曖昧~JR西が謝罪

2017年12月28日 1:33
運行停止の判断基準が曖昧~JR西が謝罪

新幹線「のぞみ」の台車に破断寸前の亀裂が見つかった問題で、JR西日本は27日、運行停止の判断基準が曖昧だったことを認め、改めて謝罪した。

今回の問題は、今月11日、博多駅を出発した「のぞみ34号」が、異臭や異常な音を認識しながら走行を続け、緊急停止した名古屋駅で、台車から亀裂や油漏れが見つかったもの。

JR西日本の社長も出席した27日の会見で、車両の保守担当が、東京の指令員に対し「床下を点検したい」と進言したものの、走行への支障について問われると、「そこまではないと思う」と説明したことを明らかにした。

一方、指令員は、走行に支障はないと認識した上で、点検の必要があれば保守担当がより明確に伝えてくるだろうと思い込んで、走行を継続したという。

JR西日本は、「運行停止の判断基準が曖昧で、相互に依存していた」と認め、問題の原因を重大に受け止めていると述べた。