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キリスト生誕の地でクリスマスミサ

2017年12月26日 10:26

イエス・キリスト誕生の地とされる中東・パレスチナ自治区のベツレヘムで、クリスマスのミサが行われた。エルサレムをイスラエルの首都と認めたアメリカへの抗議デモが相次ぐ中、人々は祈りをささげた。

キリスト誕生の地とされるベツレヘム。クリスマスを迎えても、依然、エルサレムをイスラエルの首都と認めたトランプ大統領の決定に抗議デモが相次いでいる。こうした中、24日深夜からベツレヘムの聖誕教会でミサが行われ、パレスチナ自治政府のアッバス議長も姿を見せた。

大司教「過去にも現在にも多くの失望があるが、展望を持つことを諦めないでほしい」

一方、イスラエルのネタニヤフ首相はエルサレムで撮影した動画を公開し、「首都エルサレムからメリークリスマス!」とコメントした。

こうした中、ローマ・カトリック教会のフランシスコ法王は25日、恒例のクリスマスメッセージの中で、この問題に言及した。「双方が合意し、国際社会も認める境界で2つの国が平和的に共存できるよう祈ろう」と、「2国家共存」の原則を守りつつ、対話を再開するよう訴えている。