文部科学省は、長時間労働が問題になっている教師の働き方について、緊急対策を公表した。

緊急対策では、学校や教師が担う業務の範囲を明確にしたモデル案、勤務時間の上限の目安を含めたガイドラインを作成する。

また、文科省内に教師の業務量などをチェックする新たな部署を来年度、設置する。さらに、教育委員会に対し、タイムカードなどにより教師の勤務時間を把握するシステムを直ちに構築するよう促す。

緊急対策は年明けに全国の教育委員会に通知するとしていて、林文科相は、「教師の長時間勤務を見直し、さらに効果的な教育活動へとつなげていただきたい」としている。