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護衛艦「いずも」 空母への改修検討

2017年12月26日 11:11
護衛艦「いずも」 空母への改修検討

防衛省は、海上自衛隊最大の護衛艦「いずも」を戦闘機の離着艦ができる空母に改修することを検討していることがわかった。

護衛艦「いずも」は、今のままでは戦闘機の離着艦はできない。ただ、アメリカ軍のステルス戦闘機「F35B」は、短い滑走路で離陸できるため、このF35Bが離着艦できるように改修することを検討していることがわかった。

政府関係者によると、中国の海洋進出や北朝鮮の脅威などを念頭に日米同盟の連携を強化するねらいがあるという。2019年度予算案に改修のための調査費を計上することを目指し、慎重に議論を進める方針。

ただ、政府はこれまで攻撃型空母の保有は憲法9条が禁じる「戦力の保持」にあたると説明してきている。ある防衛省幹部は、「防衛目的であれば問題ない」との認識を示しているが、その是非をめぐり議論となりそうだ。