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河野外相「会談で日本の立場明確に伝えた」

2017年12月26日 10:47

中東を訪問している河野外相はイスラエルのネタニヤフ首相、パレスチナ自治政府のアッバス議長と相次いで会談し、エルサレムの帰属は両者の交渉で解決すべきだと伝えた。

河野外相は25日、エルサレムを訪れて、ネタニヤフ首相と会談した。アメリカがエルサレムをイスラエルの首都と認めて以降、主要国の閣僚では初めてのエルサレム訪問。その後、パレスチナ自治区のラマラで、アッバス議長と会談した。

2つの会談では、イスラエルとパレスチナの交渉によって問題の解決がなされるべきとの考えを伝えたという。

河野外相「当事者間の交渉によってエルサレムの最終的地位をはじめ、さまざまな諸問題を解決すべきとの日本の立場を明確に伝えました」

河野外相はさらに「両当事者とも交渉するのはやぶさかではない感じだった」と述べ、日本として積極的に両者が交渉できる環境作りに努めていく考えを示した。