天皇陛下お誕生日 ご一家でお祝い御膳
天皇陛下が84歳の誕生日を迎えられ、皇居で行われた一般参賀には、平成で最も多くの人が訪れた。
陛下は一般参賀で、次のようにお言葉を述べられた。
「晴れ渡った空のもと、誕生日にあたり、皆さんの祝意に深く感謝致します。今年もあとわずかとなりました。来たる年が国民皆にとり、少しでも穏やかな年となるよう願っています」
天皇誕生日に皇居で行われた一般参賀は、再来年の4月30日に天皇陛下が退位されることが決まってから初めてで、去年より1万3000人以上多い、5万2300人が皇居を訪れ、平成になって最多となった。
宮城県から訪れた高校生「(Q:お住まいは?)仙台です。地元に来てくださって、気にかけてくださってるっていうのが、自分たちとしましてはとても勇気づけられることでしたので」
陛下は誕生日を前に行った記者会見で退位までの日々について、次のように語られた。
「残された日々、象徴としての務めを果たしながら、次の時代への継承に向けた準備を関係する人々と共に行っていきたいと思います」
午後には宮殿で、天皇・皇后両陛下が安倍首相らおよそ480人と昼食を共にされる「宴会の儀」が行われたほか、外国大使などを招いた「茶会の儀」が行われ、両陛下と皇族方は親しく外国大使らと懇談されていた。
夕方には、孫の愛子さまと悠仁さまがお祝いのためにお住まいの御所を訪ねられた。
愛子さまと悠仁さまの祝賀を受けたのち、両陛下は、ご一家でお祝い御膳を囲み、皇居では一日、誕生日を祝う行事が続いた。