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北朝鮮への新たな制裁決議案採決へ 安保理

2017年12月22日 10:30

北朝鮮が先月末に、新型のICBM(=大陸間弾道ミサイル)を発射したことを受けて、国連の安全保障理事会は、北朝鮮への石油精製品輸出の9割削減などを含む新たな制裁決議案を日本時間23日未明に採決することになった。

NNNが入手した新たな制裁決議案では、北朝鮮が先月29日に新型のICBMを発射したことに「最も深い憂慮」を示している。その上で、新たな制裁として軽油や灯油を含む石油精製品の9割近い供給削減や、北朝鮮への産業機器・機械類・輸送用車両の輸出禁止などを盛り込んでいる。また、北朝鮮からの食料品や一部鉱物資源、木材などの輸入禁止も新たに加えられた。

安保理は9月にも一部石油精製品の北朝鮮への輸出禁止などを含む制裁決議を採択しているが、新たな決議案はさらに厳しい内容になっている。決議案の採決は日本時間23日午前3時から行われる予定。