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“米のエルサレム首都認定を撤回”国連採択

2017年12月22日 5:05

アメリカ・トランプ政権がエルサレムをイスラエルの「首都」と認定した問題で、国連総会の緊急会合は21日、認定の「取り消し」を求めた決議案を圧倒的な賛成多数で採択した。これにより、アメリカの孤立は決定的なものになった。

国連総会の緊急会合では「エルサレムの地位の変更は認められない」として、アメリカによるエルサレムの首都認定の撤回を求めた決議案の採決が行われた。

トランプ大統領は20日、賛成した国への援助の打ち切りに言及するなどしていたが、決議は、賛成128、反対9と、圧倒的な賛成多数で採択された。

アメリカ・ヘイリー国連大使「今回の投票で変わるものがあるとすれば、それはアメリカによる国連への見方や、アメリカを侮辱した国々への見方だ。今回の投票が忘れられることはないだろう」

決議に法的拘束力はないが、日本やイギリス、フランスなども賛成に回っていて、この問題での国際社会におけるアメリカの孤立は決定的なものとなった。