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トランプ大統領「中・露は修正主義大国」

2017年12月19日 7:22

アメリカのトランプ大統領は18日、初の「国家安全保障戦略」を発表した。中国とロシアについては、地域のバランスを崩す「修正主義大国」と位置づけ、警戒感を示している。

「国家安全保障戦略」は、政権の外交・安全保障の指針となるもの。

トランプ大統領は演説で、「アメリカ第一主義の国家安全保障戦略」だと強調。中国とロシアについては「政治・経済・軍事面でアメリカと競争し、地域のバランスを変えようとする『修正主義大国』」と位置づけ、警戒感を示している。

トランプ大統領「我々は、アメリカの影響力・価値観・富に対抗しようとするロシアや中国などの大国と対峙(たいじ)している」

また、「ならず者国家」として北朝鮮を挙げ、「核兵器により何百万というアメリカ国民を殺害する能力を追求している」と指摘している。

トランプ大統領「朝鮮半島の非核化に向け、アメリカと同盟国は全ての必要な措置をとる」

「安全保障戦略」では、こうした脅威に対抗するため、軍事力強化など「力による平和」を重視する方針を打ち出している。

日本などの同盟国に対しては「公平な分担と責任を負うことを期待する」と記している。