１８日の米・ニューヨーク株式市場は、トランプ政権の税制改革法案が上下両院で可決・成立する見通しとなったことで、大きく買われた。ダウ平均株価は１４０ドルあまり値を上げ、過去最高値を更新して取引を終えている。

１８日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価は、前の週の終値から１４０ドル４６セント値を上げ、２万４７９２ドル２０セントで取引を終えた。ハイテク株が中心のナスダック総合指数も５８．１８ポイント上げて６９９４．７６と、こちらも過去最高値を更新して取引を終えている。

先週末に、トランプ政権の経済政策の目玉である税制改革法案が上下両院で可決・成立する見通しとなったことを受け、この日の市場は買いが先行した。特に法人税減税の恩恵を受ける金融関連株や、建設機械大手キャタピラーなど内需関連株が買われている。一方、ナスダックも好調で、節目となる指数７０００の大台を一時突破している。

市場関係者は「全体的な市場の勢いは強く、このまま年末モードに入っていくのではないか」と話している。