成功例ゼロ「食のネット販売」に挑んだ男5
オイシックスドット大地・高島宏平社長に聞く「飛躍のアルゴリズム」。最後のキーワードは「秘薬のバイオリズム」。高島氏が語る飛躍のアルゴリズムとは――
■“落ちた”時は「スラムダンク」の13巻を読む
――高島さんの飛躍のアルゴリズムとは?
「秘薬のバイオリズム」です。
――ちょっと飛躍のアルゴリズムと似ているような気はしますが(笑)
大胆にもじりましたね(笑)。すごく考えて、もじりました。
――その心はどういったところなんでしょうか?
「飛躍」と「秘薬」は、どっちでもよくて、もじっただけなんですけど、「バイオリズム」は、何の仕事をする上でも、大事だと思うんですよね。ベンチャーっていってもそうなんですが、自分でやりたい仕事を選んでるとき、モチベーションが結構高いんですけど、バイオリズムって、日によってすごくブレるんですよね。
個人のバイオリズムはブレるし、チームのバイオリズムもブレる。そこを立て直すことをコントロールできるかできないかで、やっぱり時間のかかるチャレンジが、やり続けられるかどうかっていうのが、結構違うので。そのバイオリズムスイッチっていうのが非常に大事で、例えば僕だと、「スラムダンク」の13巻を読むっていうのが、僕のバイオリズムスイッチ(笑)。何か落ちてるときに読むとすごいテンションが上がるんですね。