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「戦争は絶対に容認しない」中韓首脳が合意

2017年12月15日 1:22

 就任後初めて中国を訪問している韓国の文在寅大統領は14日、習近平国家主席と会談し、北朝鮮問題をめぐって「戦争は絶対に容認しない」ことで合意した。

 北京の人民大会堂で行われた首脳会談で、文大統領は北朝鮮問題について、「平和的に解決する共同の立場を再確認する」と述べ、対話で解決をはかりたい中国の立場に配慮した。

 さらに、韓国大統領府によると、両首脳は「朝鮮半島での戦争は絶対に容認しない」ことで合意し、軍事的選択肢には慎重な姿勢を表明した。

 一方、今回の文大統領の訪問では、迎撃ミサイルシステム「THAAD」の配備をめぐって冷え込んだ両国関係の改善が最大の焦点となっている。これについて文大統領が、「一時的に困難を経験したが、意味のある時間だった」として、問題は克服されたとの考えを示した。

 しかし、習主席は「格別に気を使う必要がある」と話すなど、依然隔たりが残ったかたち。