加計学園の問題で政府の文書管理の不備が指摘されたことなどを受け、１５日に開かれた国家戦略特区諮問会議は、議論の透明性を高めるため議事録の作成や公表を規則として定めることなどを盛り込んだ対応策をまとめた。

安倍首相「省庁間での合意に議事録の作成、ワーキンググループでの議事運営ルールの明文化についてしっかりと取り組んでもらいたいと思います」

対応策では、省庁間や全てのワーキンググループで規制改革について議論する場合は、議事録を作成することをルールとして定めた。また、詳細な議事録については、４年後をめどに公表することも明記した。

一方で、議事録などを公表することで制度の運用に支障が出るおそれがある場合には、座長の判断で非公表にすることができるとしている。