タイで、北朝鮮の外交関係者が参加する国際会議が１４日から始まる。一方で、アメリカの北朝鮮問題を担当する高官も同じ時期にタイを訪れる予定で、米朝接触が実現するか注目されている。

　タイ北部・チェンマイではアメリカ、北朝鮮のほか、日本や韓国など１６か国の外交関係者らが参加し、アジア・太平洋地域の安全保障について話し合う会議が１４日から開かれる。

　北朝鮮からは、外務省傘下の外交政策などを担当する研究所の副所長ら４人が参加する。一方、会議に参加するかは明らかになっていないが、アメリカで北朝鮮問題を担当する国務省のジョセフ・ユン特別代表もタイを訪れる。

　北朝鮮・軍縮平和研究所　チェ・ジン副所長「（Ｑ：ユン特別代表に会いますか？）いいえ、会いません」

　北朝鮮側はアメリカ側との接触を否定したが、両国の緊張関係が続く中、接触が実現するのか注目される。