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米国務長官“前提条件なしに対話”姿勢一転

2017年12月14日 1:23

 アメリカのティラーソン国務長官は12日、北朝鮮に対し「前提条件なしに対話をする用意がある」と述べ、従来の姿勢を一転させた。しかし、日本政府はこれまでの方針に変更はないとの見方を示している。

 ティラーソン国務長官「北朝鮮が望めば、我々はいつでも前提条件なしに対話を行う用意がある。まずは会おうじゃないか」

 トランプ政権は北朝鮮との対話について「核・ミサイル開発の放棄」を条件としてきた。しかし、今回の発言はこれを一転させるもので、まずは対話を始め、交渉の議題は後から決めればよいとの考えを示した。

 一方、日本政府は、これまでのアメリカ政府の方針に変更はないとの見方を示している。発言を受けてホワイトハウスに真意を問いただし、「対話のための対話には応じない」という方針に変更はないことを確認したという。

 菅官房長官は「北朝鮮への圧力を最大限まで高めていく政策に変わりはない」と強調した。