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皇居・三の丸尚蔵館 収蔵専用の施設建設へ

2017年12月14日 14:20

 皇室ゆかりの品を所蔵する皇居の三の丸尚蔵館について、宮内庁は、美術品を収蔵するための施設を新たに建設する方向で調整を進めていることがわかった。

 皇居・東御苑にある三の丸尚蔵館は、昭和天皇の遺品が寄贈されたのを機に1993年に開館し、現在、皇室ゆかりの1万点近い美術品を保存・管理するとともに、一般に無料で公開している。

 宮内庁は、展示や収蔵のスペースが不足しているとして、来年度から増築工事を始めるが、今後、さらに収蔵品の増加が見込まれることから、今の建物の増築に加え、新たに収蔵専用の施設を建設する方向で調整を進めていることがわかった。

 収蔵スペースは、現在の3倍程度に拡充され合わせて展示スペースも広げられる見通し。