自民党と公明党は、１４日午後、来年度の税制改正の大綱を正式決定する。

　焦点の所得税は、会社員などの税の負担を軽くする給与所得控除を一律１０万円減らし、年収８５０万円を超える人は控除額を１９５万円で頭打ちにする。一方すべての人が対象の基礎控除は１０万円引き上げる。

　これにより、高所得の会社員は増税に、フリーランスの人などは減税になる。

　また、住民税に１０００円上乗せする「森林環境税」や、出国時に１０００円を徴収する「国際観光旅客税」が新たに創設される。

　たばこも増税になる。紙巻きたばこは来年１０月から４年かけて１本あたり３円、加熱式たばこも来年１０月から段階的に増税となる。