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「TOKYO MX」重大な放送倫理違反

2017年12月14日 18:44
「TOKYO MX」重大な放送倫理違反

 「TOKYO MX」の番組に、重大な放送倫理違反があったと指摘された。

 「TOKYO MX」が今年1月に放送した番組、「ニュース女子」で、沖縄の基地建設反対派が「救急車を止めた」「日当をもらっている」などと放送したことについて、BPO(=放送倫理・番組向上機構)の放送倫理検証委員会は「十分な裏付けがとれない内容を多く含む番組を、適正な考査を経ずに放送した」として、重大な放送倫理違反があったと判断した。

 川端和治委員長は「基地反対運動を明らかに揶揄(やゆ)する趣旨で放送されている」と指摘した。この他、中野剛委員も「テレビ局による『放送の自律』の放棄だ。重く受け止めてほしい」と述べた。

 「TOKYO MX」は「真摯(しんし)に受け止め、全社を挙げて再発防止に取り組みます」とコメントした。