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国連事務次長“戦争回避が重要”で北と一致

2017年12月13日 16:03

 北朝鮮の外相らと平壌で会談した国連のフェルトマン事務次長が12日、安全保障理事会で成果を報告した後、会見し、北朝鮮側と「戦争を回避する事が重要という認識で一致した」と述べた。

 北朝鮮の平壌を訪れ、李容浩外相らと会談した国連のフェルトマン事務次長は12日、会談内容などを報告するため安全保障理事会に出席した。

 理事会は非公開で行われたが、その後の会見でフェルトマン氏は「対話のドアは少し開いた」と述べた上で、北朝鮮側と「戦争を回避する事が重要という点で一致した」と強調した。

 一方、対話再開の呼びかけに対し、北朝鮮側は具体的な行動を示さなかったと述べた。

 フェルトマン事務次長「我々は長い時間協議し、北朝鮮高官に(対話再開に向けた)意思表示の必要があると強調した。しかし(北朝鮮側は)具体的行動を示さなかった」

 フェルトマン氏は、北朝鮮側が現時点で対話を受け入れるかは不透明との見通しを示した。