「南京事件」80年 習近平氏が追悼行事に
旧日本軍が多くの中国人を殺害したとされる「南京事件」から、13日で80年。中国・南京では、習近平国家主席が出席して追悼行事が行われた。
南京事件から80年の13日、中国各地で犠牲者を追悼する行事が行われた。南京で行われた追悼行事には厳重な警備のなか、習近平国家主席も出席した。黙とうのあと献花が行われ、兪正声・政治協商会議主席が追悼のスピーチを行った。
「歴史を正しく認識することでその歴史の中に、平和を守る力を得ることができる」―兪正声氏はこのように述べ、日本の歴史認識をけん制した。一方で、今年が日中国交正常化45周年であることなどにふれ、両国の国民の利益にもとづいて平和と友好に向かうべきだと指摘。
ここのところ日中首脳会談などを通じ、関係改善の兆しが出ていることに配慮も示した形。