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伊方原発停止命令 四国電は異議申し立てへ

2017年12月13日 21:36
伊方原発停止命令 四国電は異議申し立てへ

 四国電力・伊方原発3号機について、広島高裁は住民らによる運転差し止めの申し立てを認める決定を下した。

 広島高裁は13日、広島地裁の判断を覆し、伊方原発3号機の運転差し止めを命じた。運転差し止めの仮処分を申し立てていたのは広島市の住民ら4人。広島高裁は主に地震や火山のリスクに対する安全性の確保について審理してきた。その結果、「阿蘇山が噴火した際、火砕流が到達する可能性は小さいとは言えない」と指摘。「新しい規制基準に適合するとした原子力規制委員会の判断は不合理である」として来年の9月30日までの運転停止を命じた。

 住民側 河合弘之弁護士「高裁決定で勝ったということは、極めて重要な歴史的な転換点だと思う」

 一方、四国電力は――

 四国電力・原田雅仁 常務取締役「我々は原発は必要だと思っているし、安全性について必ず理解されると思っている」

 今後速やかに異議申し立てをする方針。