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民間初「月着陸船」模型 ベンチャーが公開

2017年12月13日 20:35
民間初「月着陸船」模型 ベンチャーが公開

 民間初となる月面への着陸を目指して、日本の宇宙ベンチャー企業が独自に開発した「月着陸船」の模型が報道陣に公開された。

 公開されたのは、宇宙ベンチャー「ispace」が開発中の月着陸船の、5分の1ほどの大きさの模型で、内部には、月面を走行できる探査車2台が格納できる。

 ispaceは、民間企業など14社から約100億円の出資金を集め、民間としては初めてとなる月面着陸を目指す。

 計画では、2019年末頃に月の周回軌道に着陸船を投入し、2020年末までをめどに月面に着陸。探査車で、水資源の探査などを行い、月面の映像やデータを地球に送信する計画。

 ispace・袴田武史代表取締役「宇宙資源の利用により、宇宙に経済圏をつくり、人間が宇宙に生活圏を築けるような時代をつくることをミッションとしています」

 ispaceは、月面着陸への第一歩としてグーグルなどが出資する月探査レースに挑戦する予定で、早ければ来月にも、今回発表されたものとは別の探査車「SORATO」がインドから打ち上げられる見通し。