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魚がし横丁の人気店「豊洲移転で思うこと」

2017年12月13日 14:56
魚がし横丁の人気店「豊洲移転で思うこと」

 築地市場の場内、連日観光客でにぎわいをみせる「魚がし横丁」。魅力は日本の台所ならではのグルメ。魚がし横丁の店主がいま「豊洲移転で思うこと」とは―


■「今までの会社関係の人が離れてしまう」

 創業30年、昭和レトロな雰囲気が漂う「喫茶岩田」。一番人気はニンニクを利かせた自家製カレーライス(650円)。この店の新店舗は、豊洲市場にすでに完成。新店舗の設備に約1500万円かけたという。

 店主・岩田サワ子さん「カウンターもイスも入って棚もある」「全部借金」

 さらにお金と同じく心配なのが―

 岩田さん「今までの会社関係の方々もみんな離れちゃうのね」「こんな近くにはいないの」

 移転への不安を口にしました。


■「努力次第で豊洲も盛り上がるよ」

 連日行列をつくる人気店「大和寿司」。2軒分のスペースに、カウンター席が22席、常に満席です。店の一番人気は、おまかせにぎり(3700円)。ネタは毎朝、築地市場から仕入れているそう。外国人客が8割とあって、対応はお手の物。

 人気店の「大和寿司」、豊洲の新店舗は、青果棟のすぐそばに配置。ここに今より6席多い、28席のカウンターを設けました。大和寿司は親子3代で営業。息子たちもまた不安を口にします。

 「場所的には築地が最高ですよね(2代目長男)」「豊洲までみんな足をのばしてくれるのか(2代目二男)」

 築地を60年見てきたご主人は、意外にも移転に前向きのようです。

 初代・入野さん「築地だって今みたいにこんなに客が来てたわけじゃないんだから」「努力次第だよ。また豊洲は盛り上がるよ」


【the SOCIAL viewより】