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新幹線台車に亀裂“重大事故の恐れ”で調査

2017年12月13日 0:21
新幹線台車に亀裂“重大事故の恐れ”で調査

 走行中に焦げ臭いにおいがして運転を中止した新幹線「のぞみ」で、台車に亀裂があることがわかり、国の運輸安全委員会は、重大な事故につながる恐れがあったとして調査を始めた。

 JR西日本や国土交通省によると、11日午後、福岡県の博多発・東京行きの「のぞみ34号」で、乗務員が焦げ臭いにおいや、うなるような音を確認した。名古屋駅で緊急点検を行ったところ、台車に亀裂が見つかり、モーターの回転を車輪に伝える「継手」が変色していたという。

 亀裂が10センチ以上あったことなどから、国の運輸安全委員会は、車両の脱線事故につながる恐れもあったとして重大インシデントに認定し、事故調査官3名を派遣して原因の調査を始めた。