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医師報酬0.55%引き上げで最終調整

2017年12月13日 12:49
医師報酬0.55%引き上げで最終調整

 政府は焦点となっている診療報酬の改定について、医師の報酬などにあてる「本体」部分を0.55%引き上げることで最終調整に入った。

 診療報酬本体は医師などの人件費や設備投資に使われるもので、税金や保険料のほか、患者の窓口負担でまかなわれている。診療報酬は2年に1回見直されるが、政府は「本体」の引き上げ幅を前回の0.49%を超える0.55%とすることで最終調整に入った。実現すれば国民の負担は2000億円以上増えることになる。

 プラス改定は6回連続で、病院の経営悪化などを理由に引き上げを求めた日本医師会などに配慮したものとみられる。

 一方、診療報酬全体では「薬価」を1.3%引き下げてマイナスとする。