曽我ひとみさん「今何も考えられない」
北朝鮮による拉致被害者・曽我ひとみさんの夫、チャールズ・ジェンキンスさんが11日、亡くなった。77歳だった。
11日、新潟県佐渡市内の病院で亡くなったジェンキンスさんは、アメリカ軍の兵士として韓国に駐留していた際に、脱走して北朝鮮にわたり拉致被害者の曽我ひとみさんと結婚した。
曽我さんが日本に帰国した2年後の2004年に、ジェンキンスさんも2人の娘と共に北朝鮮を出て佐渡市に移り住み、観光施設の販売員として働いていた。
また、著書などを通して、拉致被害者の生活について貴重な証言を残した。
ジェンキンスさんが亡くなったことを受け、曽我ひとみさんは、「突然の事で大変ビックリしており、落ち着かない状態です。今何も考えられないので、後で落ち着きましたらコメントなどださせていただきます」としている。