アイドルグループ「モーニング娘’１７」の工藤遥（１８）が１１日、卒業コンサートを東京・日本武道館で開催した。

　グループに６年２か月在籍した１０期メンバー・工藤の卒業を見届けるため、ファン１万２０００人が会場に集結。
　ステージでは１０期の初参加シングル「ピョコピョコ ウルトラ」のほか、最後の参加シングル「邪魔しないで Ｈｅｒｅ　Ｗｅ　Ｇｏ！」など２６曲を披露した。

　途中、「ハロー！プロジェクト」のリーダーを務めるアンジュルムの和田彩花（２３）も花束を持って登場。
　ボーイッシュな工藤について「初めて見た時は目がクリクリしていて本物の天使かと思いました。そんなかわいい子が、いつの間にかハロプロ一のイケメンになるとは驚きです」と手紙を読み上げ、会場の笑いを誘った。

　アンコール後の卒業セレモニーでは工藤が感謝の手紙を朗読し、「皆さんと出会えたことも、これだけ愛してもらったことも、メンバーという最高の仲間に出会えたことも全部が奇跡だと思います。皆さんが私を特別にしてくれたんです。ありがとう」と涙。
　卒業後は女優業にまい進する予定で、「若手女優の方がたくさんいる今の時代。わざわざ（女優の世界に）飛び込む必要はないのかもしれません。ですが、やりたいことで戦うにはこの選択肢しかありません。女優として誰もが知っているという存在になって、今、ここで見てくれている皆さんに『（工藤は）アイドル時代も良かったんだよ』って自慢してもらえるように頑張ります」と決意を語った。