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ノーベル平和賞の授賞式 被爆者3人出席へ

2017年12月10日 12:03

 今年のノーベル賞の授賞式が日本時間10日夜、行われる。平和賞に選ばれた「ICAN(=核兵器廃絶国際キャンペーン)」の授賞式に出席する3人の被爆者が、核廃絶を求めるイベントなどに参加した。

 ICANの「顔」として活動しているサーロー節子さんは、授賞式で被爆者として初めて講演を行う。

 サーローさん「世界に核の危険性を警告することが私たちの使命。世界中を回り(広島・長崎で)何が起こったのか伝えてきた」

 ICANは、7月に行われた国連での核兵器禁止条約の採択に貢献したが、サーローさんはアメリカの核の傘に頼る日本が参加しなかったことについて、被爆国としての責任があると強く非難した。

 また、同じく授賞式に出席する被爆者らは、広島で被爆した樹木の種を寄贈する式典に出席した。

 授賞式は日本時間10日午後9時から行われる。