北「緊張した状況は完全にアメリカに原因」
北朝鮮の平壌を訪問していた国連の事務次長との会談で、北朝鮮側は、「現在の緊張した状況は完全にアメリカに原因がある」と主張した。
今月5日から平壌を訪問していた国連のフェルトマン事務次長は、李容浩外相らとの会談日程を終え、9日、北朝鮮を後にした。
朝鮮中央通信によると、会談で北朝鮮側は「朝鮮半島情勢の緊張のすべての原因はアメリカの北朝鮮への敵視政策と核の脅威にあり、アメリカは軍事演習で北朝鮮を先制攻撃する意図を示している」と非難したという。
これに対し、フェルトマン事務次長は「国連憲章に基づき朝鮮半島の緊張緩和に貢献する」と述べ、今後も意思疎通を定例化することで合意したという。
国連は来週、安全保障理事会を開いてフェルトマン事務次長の報告を受け、対応を協議する方針。