国連安保理が緊急会合 米国に批判相次ぐ
アメリカのトランプ大統領が中東のエルサレムをイスラエルの首都と認めた問題で、国連安全保障理事会は8日、緊急会合を開いた。
アメリカ・ヘイリー国連大使「22年間、アメリカ国民はこの立場を支持し、実現を心待ちにしてきた」
アメリカのヘイリー国連大使は「世界中の国でアメリカの大使館は首都におかれるものだ」と正当性を強調した上で、今後も「平和的な解決に取り組んでいく」と述べた。
これに対して各国からは批判の声が相次いだ。
イギリス国連大使「平和の実現を遠ざけるような行動は避けるべき」
会合では多くの理事国から「和平交渉を遠ざけるものだ」「地域の安全を脅かす」などと、トランプ大統領の決定への反対の声が相次いだ。
さらに、安保理終了後にはイギリス、フランスなどがそろって批判会見を行うなど、国際社会でアメリカが孤立する姿が鮮明となった形。