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「昭和天皇独白録」原本 高須克弥氏が落札

2017年12月7日 10:34

 昭和天皇が太平洋戦争に至る経緯などについて側近に語った回想録「昭和天皇独白録」の原本が6日、アメリカ・ニューヨークで競売にかけられ、約3000万円で落札された。落札したのは美容外科医の高須克弥氏だという。

 「昭和天皇独白録」は、昭和天皇が太平洋戦争に至るまでの経緯などについて語ったものを側近だった外交官・寺崎英成氏が記録した文書。「独白録」は90年代に出版されたが、オークションの主催会社によると寺崎氏の妻がアメリカに持ち帰った原本を孫が出品したという。

 オークション担当者「これは、昭和天皇の考えが書き留められた唯一のもの」「日本にあるべきものなので、日本が買い戻してくれることを期待している」

 日本円で約720万円から始まった入札はすぐに値を上げ、最終価格は手数料込みで約3080万円となった。主催会社は美容外科医の高須克弥氏が落札したと発表。高須氏はツイッターなどで「皇室に返す」としている。