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シャープ 1年4か月ぶり東証1部復帰

2017年12月7日 11:50
シャープ 1年4か月ぶり東証1部復帰

 経営不振で債務超過に陥り、東証2部に降格していたシャープが、1年4か月ぶりに東証1部に復帰した。

 シャープは液晶パネル事業の不振により、2015年度の決算に2500億円を超える巨額の最終赤字を計上し、債務超過に陥ったため、昨年8月、東京証券取引所の1部から2部に降格した。しかしその後、台湾のホンハイ精密工業のもとで経営再建を進め、今年度の最終損益は4年ぶりに黒字となる見込み。

 東証は、シャープの業績が回復したことなどから、1部昇格を承認し、7日、1年4か月ぶりの復帰を果たした。

 シャープは「多くの皆様方の温かいご支援のたまもの」として、今後、信用力の高い東証1部で資金を調達し、IoT事業などを柱に成長を目指す方針。